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宿野輪天堂謹製 ふにょふにょゴブリン
お店の試乗車も兼ねている関係で、今一ついじり切れていない店長のゴブリン。
それでも市販車では実現されなかった、いくつかの夢が盛り込まれています。 |
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コストを考えれば、市販車での採用に全くの可能性がなかった大径ディスクブレーキ。 このゴブリンを手に入れて、最初に手がけた部分です。 実は一連の小径フルサスシリーズのオリジナルとなった
PURPLiAN / magnum CommuTARO の前足まわりを、そっくり移植したのですが、26インチ用サスフォークと20インチホイール+ディスクブレーキの組み合わせは、他と一線を画した格好良さがあると思います。。 ゴブリンは、前足まわりを強化すると走行性能が飛躍的にアップするので、オーナーの方々は、ぜひともチャレンジしてみてください。
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タイヤはコンプ3の20×2.125”を好んで使っています。 大容量でパンクしにくく、オンでもオフでも大抵の路面で違和感無く走ることができます。
リヤブレーキをシマノ・DXのVブレーキに交換して、ワイヤーエンドにビーズをずらずらっと通してみました。ちょっとしたアイディアですが、泥詰まりやメンテナンス性には何ら支障無く、重量増も気にする程ではないので、皆さんもオシャレしてみては、いかがなもんでしょうか。
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同じく、ディレイラーのワイヤーエンドにもビーズを飾りました。ビーズは雑貨屋や東急ハンズなんかで、あらゆる種類のモノが手に入りますが、リヤディレイラーに関しては、藪に入るとバラけて無くしてしまうこともあるので、あまり高価なビーズを使うのは控えた方が良いかも。釣りの浮きなんかもいけるかな。
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他にはエビアン用のボトルケージとクラッドキャッチャーを、下パイプに埋め込んだカシメ式のナット(ポップナット)に直付けしたぐらいでしょうか。
あと、リヤサスのスプリングを450ポンドにして、かなり柔らかめのセッティングにしています。 乱暴なペダリングには向かず、乗りこなすのに慣れが必要ですが、ダートの登りを座り込んでゆっくり走る場合などには、トラクションがしっかり効いて、空回りせずにグイグイと登ることができるようになりました。
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大径車に比べれば確かに最高速は劣り、長時間走るのには向いてないのですが、どこでも気楽に乗れるのが良いのか、自転車で出掛けるときはたいていコイツと一緒に行きます。 フレーム形状と車重14キロが相まって、担ぐのも苦手ですが、ダートの下りなどでは、既存の小径車とは比べものにならない走破性能を示しつつ、小径車独特のクイック感を残しているので、けっこう楽しめますね。
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