"コンビニ買い物仕様"Robin、遂に完成致しました！
ちょっと武骨で男っぽく仕上がったので、『クックロビン（Cock Robin = 雄のコマドリ）』って愛称で呼んでます(^ー^)。
大きな変更部分は、12インチの空気入りタイヤを前後に履かせた事と、クランクとチェーンホイールを大きくした事。ホントはもう少し過激なカスタムも考えたりしたんですが、「Robinらしさ」と「実用性」の交点ということでこんな形に落ち着きました。
6月のオーナーズミーティングで皆さんの思い思いにカスタマイズされたRobinを拝見した事と、ドラッグレース完敗が（ウソウソ、 (^-^;)）今回の「Robin実用化」のきっかけですね。で、目標は『コンビニに行く事』。「公道」を「違和感なく」「実用的な目的のため」に走る。「コンビニに行く」ってRobin実用化の至極の目標だと思うんです。と、いうわけでRobin実用化「Robinでコンビニに行こう！」計画の僕なりの結実がこの『クックロビン』なのです。

以下随分と長くなってしまいますが、カスタムレポートです。
なお、「自転車初心者」の書いたものですので、用語の誤用等ありましたら笑って許して下さいね。（初期カスタムの情報も重複しますが合わせて報告させて頂いてます。）


フレームの塗装

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Robinを購入する前からフレームは、当方所有のゴブリンツアーと同じメタリックグリーンに塗ることを決めていました。組み立て前の時点でフレームとオプションの「泥よけ」を持って近所の自動車板金塗装屋に塗装をお願いに行ったんですけど、
「自転車のフレームなんですが・・・。」
「ハァ？自転車ぁ？」
確かに自転車のフレームには見えないよなぁ(-^〇^-)。
英国車のようなグリーンにってお願いしました。


ハンドルバーとシートポスト

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大人の足の長さを持て余してしまうRobinの「小ささ」は、ハンドルバーの干渉のためどうしても大股を開いて漕ぐ形になってしまいます。「サーカスの熊」的シルエットは、傍から見ているとオモシロイのですが、「もっと思いきり漕ぎ回したい！」という思いもまた、強く僕の中に沸いてきました。「乗り易さ」も「実用化」には必須です。
そこで、考えた挙句、まずはハンドルバーを長めのものに交換してみました。こうすると、腕を開いた姿勢で乗車でき、足を「腕の中側」に入れて漕げるようになります。更に膝がハンドルに当たらないよう、アヘッドステムを長めにして距離を稼ぎました。そして「大人の足」を充分に伸ばす事ができるようにシートポストを限界ギリギリまで上に上げてみました。重心が後方に行ってひっくり返るのではないかと思いましたが、低く設定したハンドルバーと、長いアヘッドステムによって前輪を前傾姿勢で押さえ付ける形になり、非常に安定した乗車姿勢になりました。後述する長めのクランクと相まって、足周りに関しては身長176cmの僕が何のストレスもなく「漕ぎ回す」ことが出来るようになりました。
ハンドルバー
クロスバー付きを選んだのは、強度を考えた訳では勿論なく、ただ単にカッコ良かったから。幅がRobinにはちょっと長かったので自転車屋さんで8cm程カットしてもらいました。グリップは東急ハンズにて購入。
アヘッドステム
「PROFILE」の「BOA」の150mmを使用しています。将来的には角度調整の可能なものに変えたいと思っていますが、サスペンション構造を備えたものとかに変えても面白いかも知れませんね。
シートポスト
「Tranz X」のサスペンション付きです。「余ったパーツでは？」とのコメントを頂きましたが、わざわざ買いに行ったんですよ(#^.^#)。伸ばしたシートポストはただの棒のようでちょっと寂しかったんです。で、サスのワンポイントを。乗り心地と言えばやっぱり(?_?）ですが(^_^;)。因にサドルは当方所有のゴブリンツアーに付いていたものを装着しました。クワハラ製です。


タイヤとブレーキ

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「タイガ−12型」という子供用自転車を安く譲ってもらい、前後のタイヤを流用しました。ちょっと勿体無い気もしたのですが、完組みの12インチタイヤを前後揃えるにはこの方法しかなかったのです。この「タイガ−号」からはタイヤだけでなく、前後ブレーキのパーツ等使えるパーツは全て流用しました。
前輪
スタビライザーをグッと上に上げる事によって高さ的には難なく12インチ空気入りタイヤを装着できました。泥よけも完備です。ブレーキも「タイガ−号」から流用、今度はゴム付きです(^◇^)。でも実用化では重要。アームにはフレームの傷付き防止用にウレタンを巻きました。


イシダさん大活躍

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さて、ここまでは順調に進んできたRobinのカスタムですが、後輪や駆動系にさしかかると大きな問題が立ちはだかりました。悩んだ末、ここはやっぱりプロの方の意見を聞いた方が良いと判断し、結局チェーンリングとクランクの選定と後輪の装着は、ジブリ社員御用達の自転車屋・東京三鷹の「サイクルハウスイシダ」さんにお願いしました。
イシダさんは八面六臂の活躍で、僕のおバカな提案に応えてくれました。仕上がりは勿論大満足！やっぱりプロの方はちがうなアと実感しました。
後輪
まずは問題のひとつだった後輪の装着。後輪に12インチタイヤを装着させるにはRobinのスイングアームはちょっと短かいのです。（確かにRobinの説明書には「純正部品のみ装着可能」と書いてあります。）穴のあいた部分を利用してなんとか延長できないかとか、いっそのことスイングアームごと交換してしまうとかいろいろ考えたのですが、結局写真のように鉄板をボルトオンで延長しました。鉄板は2枚重ねで2個のボルトでしっかりと固定しています。
一応70kgの僕が乱暴に乗ってもビクともしません。
（余談ですが、Robinのスイングアームと、ゴブリンやグリフォンのスイングアームは互換性がありそうなことに気が付きました。もしそれが可能なら、いっそのことフレーム、タイヤ、駆動、変速ごとRobinに移植して、しかもフロントフォークも交換して前後20インチタイヤと変速ギアを装着したスーパーロビン！・・・って、それって、もはやRobinとは呼べませんね(^◇^;)。）
後輪ブレーキも装着しました。チェーンの軌道を確保するために写真のように様々な工夫がされています。これもイシダさんの力作。（イシダさん曰く、これだけスピードが出ると前輪ブレーキだけでは危険。後輪ブレーキの取付けは重要との事でした。）


チェーンリングとクランク

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前後のギア比を大きくすれば「移動」もかなり楽になる筈。Robinのチェーンリングとクランクの大型化つまり「ハイギヤ化」は切望していたカスタムでした。
結果、クランクは前輪の干渉ギリギリの長さ170mmのものを使用、チェーンホイールは大径のT60を取り付けてもらいました。おかげで前後のギア比は「シオマネキ」状態(O_o)。でも極小径＆極軽量なので漕ぐ力は相変わらず楽々です。（詳しい乗り心地は後述）因にペダルは、「gurange」のニューフラットペダル（グリーン）です。色もそうですが、この大きなデカペダルサイズがうまくこのRobinにマッチしたと思います。


完成！

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こうしてこの『クックロビン』は完成した訳ですが、それにしても改めて「Robin」ってすごい自転車だってことをカスタムしてて実感しました。こんなにコンパクトなサイズにも関わらずいろいろなパーツと互換性があり、ほんのちょっとの工夫と工具であらゆる可能性に応えてくれる「夢のマシン」です。さらにコイツは「作る喜び」と「乗りこなす幸せ」、そして「改造する楽しみ」を十二分に教えてくれます。これら全てを予見して「Robin」を作られた先見性にはホント頭が下がります。

さて、この『クックロビン』の肝心の乗り心地ですが、これがもう楽チンだのなんのって。コンビニどころかどこまでも行けそうです。（ただし通行人の好奇な視線にさえ耐えられれば(#^.^#)。）女性にもラックラクに乗りこなせます。通常のママチャリと同じかそれ以上の巡行速度です。しかも車体がコンパクトなだけに体感速度が速い速い！（もしかしてドラッグレースもイケるのでは？イヤイヤ車両重量が増した分、出だしは不利かも・・って結構こだわってる (^-^;)。）
ホント、乗ってて気持ちいい〜！って感じです。この気持ち良さはいくら文字でレポートしたところで伝わらないと思いますので、「次回のオーナーズミーティング」でのご試乗を是非！（いつ？）チェーンガードや前照灯などまだまだ手を加えたい部分がいっぱいありますが、その報告はまた次回、”「果たしてこのクックロビンで会社から400m離れたコンビニに無事ウーロン茶を買いに行けるのか！？Robinの実用性を検証する興奮と感動の買い物輪行記『はじめてのおつかい』編”をお楽しみに！（ホント？）