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○ 数秒のレースを想定しているので、サドルは付いていません。根っこのピンを抜くとT字形状のシートポストがスポッと抜けます。
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○ メカ部の操作はこのレバーのみ。シフトボタンとブレーキスイッチが一体化したオリジナルで、従来品に比べ、よりスイッチ的に機能します。
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○ 変速はクロスレシオの3速のみ。シフトアップは上記ボタンで行えますが、シフトダウンは、降車時に変速機を直接手で押して行ないます。。
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○ 止まる為だけのブレーキユニット。スピードコントロールには使えません。ローラーがタイヤに食い込むという、超シンプル(原始的)構造。
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パープルスター
1993年製作
※ショーモデルにつき、ご注文はお受けできません。
史上最速! かもしれない
架空のレースを想定したショーモデル第2号で、100メートル最速!かもしれないドラッグレーサーです。
クワハラに在籍中、就業時間外に勉強のために製作した習作ですが、
'93東京国際自転車展で展示され、好評を得ました。が、ややマニアックに過ぎた面もあり、自転車一筋の人よりも、むしろオートバイなどモータースポーツにも手を染めた人達に、高い評価を得ていたようです。
特徴としては、とにかく100メートルの直線を真っ直ぐに走って、止まることだけが考慮されており、全体のデザインはもちろん、削り出しによるオリジナルパーツ群も多用して、簡略化と単機能化に徹しています。例えば変速はシフトアップのみの一方通行で、ブレーキも一度かけると解除できない機構になっています。また、直進性を追求したフレーム設計は、Uターンするのに2車線程度の道幅が必要ですが、ダッシュ時にもしっかりと安定感を生み、さらには、予想されるレースが数秒間で決着することから、座ることの無いサドルを省略しました。
加速を競うレーサーですので、ねじれ等に対する強度を充分に確保しつつも、重量は走行状態で約9キロに抑えられているのがポイントで、重さ1.2キロもあるリヤタイヤをもっと実戦的な物に変更すれば、7キロ台で仕上がります。
つまり、充分に軽量で、剛性もあって、変速機も付いているということは、、、最速!? でもリカンベントスタイルもあなどれないなぁ。。。
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