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アクアトリックボブ
1997年製作
参考価格 ¥800,000.(税別)
ペットボトルロケットの原理を、そのまま推進力に利用した、水ロケットアシストの自転車です。
◆電動アシスト自転車のパロディーとして、とある自転車メーカー・おもしろ開発室時代の宿野輪天堂にて企画製作された、アシストサイクル四部作の第三弾作品。
◆フレーム上にレイアウトされた並列8気筒のペットボトルに、適量の水とハイプレッシャーの空気(通常8.5キロ圧)をチャージし、後方に向けられた噴射口から一気に噴出することで、瞬間加速を得るようにデザインされた自転車です。
◆噴射のアクションは、ハンドル上の4本のスロットルレバーで2気筒単位にコントロールされ、ここ一番には、4本のレバーを同時に作動させるパワーレバーで、8気筒まとめての噴射も可能です。
◆スロットルレバーの手前には、4連のプレッシャーゲージを配し、ペットボトル内のコンディションを、リアルタイムで確認することができます。
◆その推進力は、動体視力を奪うほどに急激な加速を生み出す、ことを目標に製作されましたが、微動だにせず。8気筒同時に噴射すれば、サドル下に、わずかな振動を感じることができるかもしれません。
◆ペットボトルは打ち上げも可能で、サドル後方に装備されたリリースレバーにより、8連装のロケットランチャーに早変わり。その威力は、上空50メートル前後にまで達するほどです。
◆最後方に取り付けられたサブペットボトルの圧力を利用したフルタイムチャージドウオーターガン(水鉄砲)を標準装備。専用のプレッシャーゲージとレギュレーターによりパワーコントロールされ、ポンピングの操作無しに連続発射可能です。
◆噴射後には、サブペットボトルの空気圧を8気筒のペットボトルへ再チャージすることも可能です。その上でリリースレバー引けば、噴射後の無駄なペットボトルを瞬間投棄。使用済みの不要なパワーモジュールを搭載し続ける必要はありません。
◆通常は、普通の自転車としての利用も可能ですが、こぎにくく、重い(28Kg)ことには、理解が必要です。
◆ランニングコストは水代のみ。ペットボトルのリサイクルという観点からも、自然にやさしいパワーアシスト自転車です。
◆アクアトリックボブは、ベース車両のビートリックボブを改造したメーカーオプション品です。(つまり自動車にサンルーフを付けるようなもの。
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◆アトラクションが盛りだくさんのアクアトリックボブは、展示品(とはいえ完全調整品)として受注販売可能です。本気で購入を検討される奇特なお客様は、宿野輪天堂までお問い合せください。の受注は終了しました。
◆アクアトリックボブは一台だけ製作されましたが、その後、廃車となった模様です。残念ながら、今はもう実車がありません。
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※アクアトリックボブのベース車両には
ツノダ・ビートリックボブが使われました。
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