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ファイヤートリックボブ
1997年製作
参考価格 ¥1,000,000.(税別)
ファイヤートリックボブは、本物のジェットエンジンを搭載した、本物の自家用ジェット機です。
◆電動アシスト自転車のパロディーとして、とある自転車メーカー・おもしろ開発室時代の宿野輪天堂にて企画製作された、アシストサイクル四部作の第二弾作品。
◆走りを助けるエンジンには、実際のジェット機と同じ構造を持つラジコン飛行機用のタービンジェットエンジンを装備。音も熱風も臭いも、実機そのままのリアル体験が得られます。
◆フルスロットル状態(タービン回転数:毎分12万3千回転)で推力5キロ(4.4馬力相当)のハイパワーアシストが得られるので、平坦路でペダルをこぎ続ければ、いつの間にかものすごいスピードに達することでしょう。ただしトルクが無いので加速感は感じられず(子供に背中を押してもらう程度)、発進も登り坂も助けてくれず。
◆燃料はジェット戦闘機と同じ規格のジェット燃料(Jp−4)を1リットル搭載し、約7分間の連続運転が可能です。燃料ポンプ代わりの窒素ガスボンベや、超高温にさらされるベアリングを保護するため、湯水のごとく消費されるタービンオイルを含めて、運転時のランニングコストは、毎分500円程かかります。
◆エンジンの始動にはコンプレッサー等による10キロの高圧空気が必要です。屋外で始動する際には、ダイビング用の高圧空気タンクを利用します。よってその重さを我慢すれば、タンクを背負って走行中にエンジンを始動することも可能(かもしれない)。
◆排気ガスの温度は最高700度。よって寒い季節には、超強力温風ファンヒーターとして大活躍!ただし、うるさく、臭く、高コスト。エンジンをかける準備として、日頃から近所の皆様の理解を得ていることが重要です。
◆エンジンを始動しなければ、少し重い(車重:22kg)だけの普通の自転車として利用可能です。
◆ファイヤートリックボブは、ベース車両のビートリックボブを改造したメーカーオプション品です。(つまり自動車にサンルーフを付けるようなもの。
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◆圧倒的なインパクトを得られるファイヤートリックボブは、展示品(とはいえ完全調整品)として受注販売可能です。本気で購入を検討される奇特なお客様は、宿野輪天堂までお問い合せください。プラス60万円で、もう一発、ジェット付けられます。の受注は終了しました。
◆ファイヤートリックボブは一台だけ製作されましたが、その後、廃車となった模様です。残念ながら、今はもう実車がありません。
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※ファイヤートリックボブのベース車両には
ツノダ・ビートリックボブが使われました。
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